不動産(マンション・一戸建て)売却前のハウスクリーニング費用とポイント!

更新日2020-07-11 (土) 23:29:55 公開日2019年6月20日

ハウスクリーニング2

マンションの売却を検討していると、「建物が古くなっているので、リフォームやハウスクリーニングをした方が買い手も早くみつかり、高く売れるのではないだろうか…」と考える方も多いと思います。

リフォームとハウスクリーニングはどっちがいいのでしょうか。
結論から言えば、不動産売却前のリフォームはベストな選択とは言えません。

まずは、その理由から見てみましょう。

🏠リフォームのデメリット

✿リフォームとは
長い期間を経て、古くなった内装を、新築当時の状態に近づけるための部分的、表層的な改修工事を言います。

▶リフォーム費用(コスト)

何と言ってもリフォームには大きな費用がかかります。

・3LDK(70平方メートル)の壁や天井のクロス、キッチンまで新しくした場合200万円程度
・ユニットバス100万円程度
・システムキッチン100万円程度
・内装を若干かえて300万円程度
という感じでしょうか。

中古住宅のリフォーム実態調査では、平均2.393.000円という結果がでています。

【S19】⑤

出典:2017年リフォーム実態調査 (ホームプロ利用者データ集計)より

このように、リフォームをするためには、大きなコストがかかってしまうのです。

リフォームにかかった費用を取り戻そうと売却する物件の販売価格に上乗せしたいと言われる方がいらっしゃいます。
その場合、当然ながら販売価格は相場より〇百万円単位で高くなります。

売りたいためにリフォームしたのに、反対に販売価格が高すぎて売りずらい物件になってしまいます。

▶売主の好みによるリフォーム

クロスや壁紙などを含め、売主さんの好みでリフォームした場合、せっかく綺麗になったとしても、買主さんの好みにあわず、成約にならない可能性があります。

▶簡易リフォーム

コスト面や好みの関係もあり、売却前のリフォームはあまりおすすめしませんが、簡易的なリフォームであれば効果があると考えられます。

リフォームする範囲を絞り、低予算でリフォームを行うのであれば、売却物件の販売価格にも影響が出ることは少ないため有効的であると考えられます。

そして、コスト面でも、簡易リフォームより、おすすめなのがハウスクリーニングです。

🏠なぜハウスクリーニングがいいのか

✿ハウスクリーニングとは
家庭での通常の掃除とは違い、ハウスクリーニング専用の清掃用具や特殊洗剤を用い、ハウスクリーニングの技術を習得したプロの担当者によって、サッシ・排水口・換気扇など細かいところまで入念に清掃を行うことを言います。

リフォームと比べて、コストパフォーマンスが高く、内覧(内見)での買主候補者の印象も良いという意味で言えば、ハウスクリーニングがベストです。

水道

マンションや戸建ての住宅を買いたいと思っている人(とくに女性)がもっとも気にするところは、お手洗い・洗面所・お風呂・キッチンなどの水回りです。

このようなところをハウスクリーニングすると見違えるほど綺麗になります。
それだけでも、買主候補者の購買欲アップに繋がる可能性があります。

🏠ハウスクリーニング 会社選びのポイント

ハウスクリーニングを行う会社は、技術力・専門性の高い会社から家事代行レベルの会社まで、全国に数多くあります。
その中から、良い会社を選ぶためのポイントをいくつかご紹介します。

▶賠償責任保険

責任

まずは、賠償責任保険に加入しているかどうかを確認しましょう。
プロの会社とはいえ、作業の途中で何らかの器物を破損する可能性はゼロではありません。

賠償責任保険に加入していない会社の場合、破損に関するトラブルになり兼ねません。

賠償責任保険の加入有無は、該当する会社のホームページでも記載されていますので、依頼前に、必ず確認することをおすすめします。

▶担当者の接客品質

接客品質

問合せに関する応対や、見積もりなどのやり取りで接客品質が低い会社は、実際のハウスクリーニングもクオリティーは低いと言えます。
接客品質が低い会社には依頼するべきではありません。

▶費用

お金のトラブル

これがもっとも大事になりますが、費用については明朗会計であることがポイントです。
トラブルとしても料金に関するものが非常に多く発生しています。
支払方法(先払い・後払い)や、特に注意が必要なのは、追加オプションです。
オプションの追加料金は発生しないかなど、必ず確認しましょう。

▶特殊洗剤

洗剤

ハウスクリーニングでは、当然ながら強力な洗浄力のある洗剤を使用します。
これが科学的な洗剤ですと家を傷める可能性があります。
環境にやさしい自然派の洗剤を使っている会社を選択されることをおすすめします。

🏠ハウスクリーニング依頼時期

ハウスクリーニング業界の繁忙期は、3月と12月です。
繁忙期には依頼しようとしても、予約が取れにくくなります。
そればかりではなく、繁忙期は閑散期と比べて料金も高くなります。

タイミングがあえば、ハウスクリーニング会社の閑散期に依頼することをおすすめします。

🏠ハウスクリーニング会社のご紹介

▶大手のハウスクリーニング会社

皆さんご存知の「ダスキン」と「おそうじ本舗」です。
それぞれのサイトで見積もりシミュレーションが可能です。
日本全国でハウスクリーニングの依頼ができます。

お掃除本舗

ダスキン

▶中小企業のハウスクリーニング会社

中小企業のハウスクリーニング会社も多数あります。
中小企業から選択したいという場合は、一括見積サイトを利用する方法もあります。
必要内容を入力することで、複数社へ見積りを依頼することができます。

ハウスクリーニング

🏠ハウスクリーニング費用

ハウスクリーニングの費用目安は
1Kの狭い部屋:2万~3万円
2LDK~4LDKなどの広い部屋:5~8万円
程度となりますが、ハウスクリーニング会社、依頼内容、エリアなどによっても異なりますので、詳細については、前述した各ハウスクリーニングサイトへ情報入力しご確認ください。

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