住宅を売却する時の相場を自分で調べる方法
4パターン!

更新日2020-07-11 (土) 22:38:47 公開日2018年11月1日

家やマンションなどの住宅を売却する時には、不動産会社に任せるだけではなく、自分でも売りたい物件の相場を調べる必要があるそうです。
どんな方法で調べるのでしょうか。
簡単に確認できる?費用はかかる?

売却予定の家やマンションなどの相場を、ご自身で確認できる方法をご紹介します。
すべて、インターネットで検索可能ですので、費用はかかりません。
売却したい物件情報を登録し、検索さえすれば、誰でも見ることができるようになっています。

今回は、大きく分けて次の4つをご紹介します。
①土地総合情報システム
②REINS Market Information
③物件情報検索サイト
④一括査定サイト

土地総合情報システム

土地総合情報システムは、国土交通省が提供している実際の取引価格情報を提供するシステムです。
不動産購入者のアンケート結果に基づいた取引価格情報、そして都道府県の地価調査情報を公表しています。

【S5】土地総合情報システム
インターネット検索(サイトにリンクします)
土地総合情報システム

ここでは、次の内容を確認することができます。
■地価公示
標準的な土地についての正常な価格を示すものです。
地価公示法にもとづき、国土交通省土地鑑定委員会が毎年3月下旬に公表します。
■不動産価格指数
不動産価格の動向を示すために指数化した統計データです。
国土交通省が2012年8月から公表しています。
■都道府県地価調査
国土利用計画法施行令第9条に基づき、都道府県知事が毎年7月1日における地価の標準価格を判定するものです。

REINS Market Information
(レインズマーケットインフォメーション)

レインズというシステムを通じて取引が行われた情報を提供しているサイトです。
レインズとは、不動産流通標準情報システムの略称で、国土交通大臣から指定を受けた不動産流通機構という財団法人が運営しています。
不動産屋さんがこちらのシステムに情報を登録して、全国的に不動産の物件情報を共有するというようなイメージのシステムになっています。

レインズ
インターネット検索(サイトにリンクします)
REINS Market Information 

専用のデータベースに家やマンションをはじめ、土地などの不動産物件情報を登録・管理することで、売りたい物件や買いたい物件が効率よく検索できるようになっています。
レインズを使って売買された情報を検索して見ることが可能です。

物件情報検索サイト

Athome(アットホーム)・ SUUMO(スーモ)・HOME’S(ホームズ)などの不動産のポータルサイトです。
皆さんが利用されるのは、この方法が一般的に多いのではないでしょうか。

【S5】ポータルサイト

インターネット検索(サイトにリンクします)
Athome(アットホーム)
SUUMO(スーモ)
HOME’S(ホームズ)

こちらで中古物件の情報を見ることができます。
物件を購入する場合は「買う」という項目を選び、地域を選択すると、登録されている物件を確認することができます。

今回は、3つのサイトをご紹介していますが、ここで注意することは、複数のサイトで確認することが大切ということです。
似たような物件の相場を複数見ることで、自分が持っている物件の相場がだいたいではありますが、予想することができます。

また、もう一つの注意点は、表示されている販売価格は、あくまでもその売主さんが希望している価格になります。
実際に(最終的に)どのくらいの価格になるのかというのは、このサイトを見るだけではなかなかわかりにくいので、その点は注意してください。
一般的に、買主さんから値下げの要求があることが多いため、通常は若干高めに設定していることがありますので、あくまでも参考程度ということになります。

一括査定サイト

「近くの不動産屋さんで自分の物件の相場を教えてもらう」とおっしゃる方も多いと思いますが、あくまでも相場ですので、不動産屋が3社あれば3社とも違う価格を言ってくることが普通です。

実際にどのくらいの価格になりそうなのか・・それを把握するためには、1社だけではなく、3社から5社といった複数の業者に依頼して、査定(物件の相場)を調べておく必要があります。

そこで、一括査定サイトのご紹介です。
一括査定サイトは、査定をしてほしい家やマンションの物件情報を登録することで、複数の不動産会社から査定見積もりをとることができるサービス(無料)です。

一括査定サイト

ここでは、一括査定サイト4社をご紹介します。

インターネット検索(サイトにリンクします)
■HOME4U
■すまいValue
■リガイド
■イエウール
 
各社の特徴を簡単にご案内します。
一括査定サイトを利用することで、信頼できる不動産会社を探すための目安にもなります。

■HOME4U

NTTグループが運営するサイトです。
■すまいValue
大手6社(東急リバブル・三菱地所ハウスネット・小田急不動産・住友不動産販売・野村の仲介・三井のリハウス)が運営するサイトです。
■リガイド 
2006年から一括査定サイトのサービスを提供しており、歴史の長いサイトです。
■イエウール 
何と言っても、利用者が一番多いサイトです。

インターネットでできるので、自宅にいながら査定申込みが簡単にできることがメリットです。
査定結果は、複数社からメールで受け取ることも可能です。
簡単に査定結果を確認し、比較することができます。

一括査定サイトに依頼する時に注意することは?

一括査定サイトに登録している不動産会社(不動産仲介業者)は、基本的に不動産の売買が成立した時に仲介手数料を受け取るという成功報酬となりますので、無料で査定をおこなうことは、そこに結び付けるための営業手法ということになります。
中には、とても高い査定金額をだしてくる不動産会社もあります。
いちばん高いからと、安易に決めないように注意してください。

一括査定サイトに登録すると営業の電話やメールがたくさんくるのでは?

電話やメールなどの勧誘が行われる可能性はあります。
しかし、これは考えようで、すぐにでも、家やマンションの売却を考えていらっしゃるのであれば、反対に営業を受け入れて、査定内容について詳しく(査定額の根拠・どこが評価されたのか・その後の計画など)話を聞くのも良いかと思います。

営業がなかった場合でも、気になる査定結果をだしている不動産会社があれば、直接問い合わせをされてみるのも良いと思います。

それでも営業されるのが嫌なときは?

すべての一括査定サイトではありませんが、(訪問査定)と(机上査定)の選択ができます。
(今回ご紹介した4社はすべて選択可能です。)

リガイド画面より
【S5】一括査定方法

(訪問査定とは)
より正確に査定したい方向けです。
データだけでは分からない物件のおすすめポイントがプロによる視点で見つかることがあります

(机上査定とは)
限られた物件情報で査定したい方向けです。
実際の査定額とは、ずれが生じる場合があります。
訪問や、営業の電話などが入るのは嫌と思われる方は、「机上査定」にチェックしてください。

一括査定サイトはこの4社以外にもありますか?

今回ご紹介したサイトの他にも一括査定サービスを提供している会社はたくさんあります。
「一括査定サイト」で検索して、使いやすいサイトをご利用いただけたらと思います。

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