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一括査定サイトの選び方

更新日2020-07-11 (土) 23:09:31 公開日2018年12月8日

マンションや一戸建て、土地を売りたいと思ったとき、昨今、不動産一括査定サイトを利用される方がとても多くなっています。
ここでは、不動産一括査定サイトについてその仕組みや賢い利用法を簡単に解説します。

★目 次★【不動産一括査定サイトの仕組み、利用法、どのサイトが良いか選び方について】


1. 不動産一括査定とは?

一括査定サイト

不動産一括査定サイトとは、WEB上で「①物件情報」と「②所有者情報」を入力するだけで、不動産会社数社に一括で査定依頼を申し込むことが出来るサービスです。

査定依頼を受けた一括査定サイトに加盟する不動産会社は、入力いただいた項目の元査定額を出し、申込者にメールや電話で回答します。

利用料は、査定する不動産会社から頂いているので、査定を申し込む方から頂くことは有りません。

不動産一括査定サイトの利用目的はあくまで査定依頼であって、実際に売るかどうかは査定金額を見てから判断すればいいことになります。

所有者自身で不動産を売るという行為はとても難しく、結果、不動産会社をどうしても利用することとなります。
しかし、不動産会社はちょっと怖いとか、しつこいとか、強引都下のイメージが付きまとい、どうしても敬遠したい存在でもありました。
この状況に上手く入り込んだシステムこそが一括査定サイトなのです。

不動産会社に訪問することなく、会うことも無く、まずはメールや電話で査定金額だけ教えてください、というユーザーさんの需要に上手く答える形で登場してきたのです。

2. 不動産一括査定を使うメリット

②メリットデメリット

不動産一括査定サイトにはメリットもデメリットもあります。
まずメリットですが、これはたくさんあります。

①不動産会社を探す手間が大幅に省ける。
②適正な価格相場の把握が簡単にできる。
③不動産会社や営業マン、売却戦略戦術などを比較できる

1つずつ解説します。

▶①不動産会社を探す手間が大幅に省ける

ここでいくつか質問をしましょう。

「あなたは日本に不動産会社が何社有るか知っていますか・・・⁉」
どうでしょう?
実は、日本全国に約12万社あると言われています。
この数字は、コンビニの総数より多いんです。
例えば、首都圏にある鉄道の駅にはほぼ1社は不動産会社が有るのです。

「あなたはこんなに不動産会社が有るのに、友人や知人の不動産会社が有りますか⁉」
この質問に「うん、あります!」って回答できる方はそれなりに有るかもしれません。
その理由は、首都圏などでは賃貸物件を借りる時お世話になっている方が多いと思われるためです。

「その友人や知人の不動産会社の得意とすることが何かを知っていますか⁉」
この問いにちゃんと回答できる方はとても少ないのではないでしょうか。

実は、不動産会社の商品は不動産にはなるのですが、その範囲は不動産開発、不動産コンサル、買取再販、売買専門、賃貸管理、賃貸客付けなど広範囲にあります。
賃貸客付けが得ではあるけど、しかし売買は不得手な不動産会社もあるのです。

あなたの知人の不動産会社が売却を得意とする不動産会社である確率は、12万分の1なのです。
賃貸管理を得意としていても売買は得意ではないかもしれません。
事実、駅前で家族経営の不動産会社は賃貸管理は得意でも、不動産売買は年間1件や多くて2件などの経験しかなく不得手な業者が殆どなのです。
そのため、売買を得意とする不動産会社を一から探すしかありません。

ためいき

このような状況の中から、実際に売却を得意とする不動産会社を一から探して、問い合わせをして話を聞いてなどというのを何社も繰り返すのはかなりの手間しかありません。
しかも、売買は一消費者にとっては一生に一度や二度ほどしか経験しない事でもあるので、売買が特異な不動産会社を見極めることなどできることではないんです。
物件情報や自身の情報を伝えることも、その要点もわからず、仮にそれを理解していたとしてもとても手間ばかりなのです。

この手間暇、また不動産会社の得手不得手と言う点を、解決したシステムが一括査定サイトなのです。

一括査定サイトならWEB上から決められた情報を一回入力するだけで済むので、この手間を一気に省くことも出来ます。
このメリットは画期的なことなのです。

▶②適正な価格相場の把握が簡単

相場

複数の不動産会社に査定金額を出して貰うことで、売れるであろう適正な相場を簡単に知ることができます。

例えば、3社から査定結果を貰って、「A社3900万円」「B社4200万円」「C社4400万円」となったとします。
この場合「適正相場は4200万円くらいかな?」と見当をつけることが出来ます。

逆に、A社にしか査定依頼せず、3900万円を信じてA社に売却をお願いして売り出してしまったらどうでしょうか?
相場と比べて300万円くらい損したことになってしまいますね。
このように1社だけの査定を鵜呑みにすると、相場以下で売って損をしたり、逆に高過ぎて売れ残ってしまったりもあります。
その点、不動産一括査定サイトで複数の不動産会社からの査定金額を比較しておけば、そういったリスクを未然に防くこともできるのです。

▶③不動産会社や営業マン、売却戦略戦術などを比較できる

戦略

また査定金額だけでなく、不動産会社や営業マン、売却戦略や戦術なども比較することができます。

あなたは知らないと思いますが、実は売買を得意とする不動産会社でも、そこに所属する営業マンの実力はバラバラで、もし不幸にも実力不足の営業マンにあたったりしたら囲い込みされた挙句、最後は値下げしか戦術がなかったりするのです。

そのことを裏付けることがありました。
私の知り合いの不動産会社に相談に来られた方が、他の不動産会社に売却依頼をされたのですが、成約にはならず、価格の値下げ提案だけされたそうです。
腑に落ちず、調べたところ囲い込みをされていたことが判明しました。
全く持ってひどいものです。

このように、売却依頼した不動産会社になんの戦略戦術もないまま囲い込まれ、3カ月間無駄な期間を過ごした結果、媒介契約を解除するという方が結構多いんです。
その結果「こんどこそ失敗したくない!しっかり不動産会社がやれることや、営業マンの資質も比較して決めよう」と一括査定サイトを利用されているのです。

3. 不動産一括査定を使うデメリット

このようにメリットが多い一括査定サイトですが、メリットばかりではありません。実はデメリットもあります。

そのデメリットは、本当の意味での売買に強い不動産会社の実力や担当者のスキル、また囲い込みをしない不動産会社かどうかが分からないという事です。

また、一括査定サイト自体もとても多くなっており、どの査定サイトが良いのかどうかも分からなくなってきているという事もあります。

今や一括査定サイトは約50社近くもあります。
その中から、どの査定サイトを利用したら良いか、あたなに分かりますか⁉

不動産会社の見極めを簡単にするために利用するはずの一括査定サイトの存在が、あなたを苦しめていることが有ります。
なぜ苦しめるのか、それは査定サイトの判断基準が曖昧で何もないのに等しいからではないでしょうか。
という事で、ここからは、その判断基準をまとめてみることで、利用価値の高い一括査定サイトを見つけてみたいと思います。

4.一括査定サイトを評価してみよう

①ランキングの評価
②アフィリサイトによる評価
③口コミ評価

1つずつ解説します。

▶①ランキングの評価

ランキング

モンドセレクション金賞や銀賞などの言葉を聞かれたことは有りますか?
よくテレビで利用されている食料品や商品の評価の基準にも用いられているので、一度は聞いたことは有られるのではないでしょうか。

それでは、このモンドセレクションという賞が、どうやって決まっているか知っている人はどれくらいおられるでしょうか⁉
モンドセレクションは2017年は、2965製品中420製品が最高金賞、1368製品が金賞と過半数が金賞以上に認証されており、90%以上の2691製品が銅賞以上に認証されているため、90%以上が何らかの賞を受け取れるのは多すぎるのではないかと2017年にテレビ東京のワールドビジネスサテライトが報道し、ワールドビジネスサテライトがモンドセレクションの審査委員長に直接問いただしたところ、「質の高い物ばかり応募されてくるので、質の悪いものを見つけるほうが逆に難しい」と返答されたとのこと。

2017年まで製品の評価のスコアが非公開で、受賞の理由が不明確だったことも、審査の正しさに疑問を持たれた一因だが、ワールドビジネスサテライトの報道もきっかけに、2018年から審査の透明性を高めるため、初めて“評価シート”が導入され、味や香りなど項目ごとに獲得したスコアが明示され、企業に配布されるようになったのです。

このように、よく知る身近な賞でも曖昧な基準でその評価は下されているという事なのです。
要は曖昧なのです。

また、このような賞として利用されているものが、評価機関が調査した結果の賞と言うものが有ります。
ハッキリ言えば、こちらもまた曖昧でしかありません。

評価機関が調査するとき利用する基準に統計学と言うものが有ります。
この統計学では、 母集団の大きさを表す場合は、N(ラージエヌ)、その母集団からアンケートで得たサンプル数を表す場合は、n(スモールエヌ)を使用します。
内閣支持率の例で説明すると、調査地域が東京都の有権者であれば、N=東京都の有権者数、n=回収数1,000ということになります。
ちなみに、nは、Number of casesの略です。

統計学に基づけば、1カテゴリーのnが最低30は必要です。

集計は、単純集計とクロス集計の大きく2つに分けられます。
単純集計は、GT(グランドトータル)とも呼ばれ、アンケートの回答全体の実数や比率のことで、集計の基本となります。
内閣支持率の例で示しますと、回収数(n)(*1)が1,000だとすれば、500(n)が支持、400(n)が不支持、100(n)が「わからない」ということになります。
これを比率で表すと、支持50%、不支持40%、「わからない」10%となるわけです。これが単純集計です。

たかだか、100人や200人が回答しただけで順位決めをしているんです。
どのような状態でまた評価基準(質問内容)で聞いたかもわからないし、またこの数字では良いか悪いかなど分かるはずもありません。
もし数字を基準とするならば、少なくとも1000人以上の基準を設けるべきなのです。

▶②アフィリエイトサイトの評価

おすすめ

これが最も評価に値しないかもしれません。
その理由は明確で、アフィリエイトサイトがどう運営されているかを知れば、その理由になります。

アフィリエイトサイトとは、広告種が第三者のブロガーやメディアに商品の宣伝や販促をしてもらい、実際に販売につながった場合に、そのきっかけとなった紹介に対して報酬(コミッション)を支払う仕組みになっているのです。
要は、広告なのです。
広告主に依頼され広告していると思えばよく理解できるのではないでしょうか。

当サイトもアフィリエイトにて運用されています。
従って、ここでアピールしている一括査定サイトは広告主から広告費を頂いて運営されていることになるのです。
運営費を頂いている一括査定サイトをアピールすることは当たり前と言え、したがってアフィリエイトサイトの薦める一括査定サイトが最も良いかと言えることではないという事も知っておくべきなのです。

▶③口コミ評価

口コミ

これも不確実性が高いです。
過去にベニーオークションというサイトが有りましたが、ここで大問題になったことが芸能人による口コミ評価でした。
しかし、この口コミがやらせだったのです。

さて、一括査定サイトの利用にもあなたを騙す手口の数々のマーケティングの手法が利用されていることがお分かりいただけたでしょうか。

では、以上のことが分かっている中で最も評価される一括査定サイトはどこかという事になります。
ハッキリ言います。何処も似たり寄ったりです。

従って、どの一括査定サイトが良いかどうかは、あなたに合うかどうかで種々選択すべきと思います。
種々選択すべき項目を挙げ、比較してみましたので、あなたの好みで選んでみることをお勧めします。

ただ、一括査定サイトを使えば、これから不動産を売ろうとする人にはかなり強い味方であることは事実です。
当サイトがアフィリエイトサイトと公表していても、それでも評価したい一括査定サイトは「ホームフォー・ユー」しかありません。

以下ではその理由を説明してみました。

5. HOME4Uが選ばれる理由

選ばれる理由

不動産一括査定サイトを利用するメリットは不便さを便利に変えたことに変わりは有りません。
その中でも、HOME4U(ホームフォー・ユー)が最も優れているいくつかの理由の中で、私が思う2つの理由を挙げてみました。

1つ目は、大手不動産会社を始めとする全国約500社の不動産屋さんと提携していることです。
他の一括査定サイトと比べてもこの提携数は多く、東京圏、名古屋圏、大阪圏、福岡圏、仙台圏など、地方もほとんどカバーしているのです。

2つ目は、売却査定だけでなく、買取や賃貸の査定も出来ることです。
仲介で売却する場合の査定金額だけでなく、不動産会社に直接買い取って貰った場合の査定額、賃貸で貸し出した場合などの査定額など売却・買取・賃貸をまとめて比較検討できることです。

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