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親が離婚した小学生・中学生の子どもに与える影響

更新日2021-03-12 (金) 11:11:02 公開日2020年4月9日

親が離婚した小学生・中学生の子どもに与える影響

日本では、3組に1組が離婚し年間23万件以上の離婚届が出されています。
離婚原因には、性格が合わなかったりどちらかが不倫したりが多いという状況です。

そこで、今回は離婚によって子供に与える影響について解説してみたいと思います。

★目 次★

子供が小学生・中学生の場合の子どもに与える影響は・・?

離婚するときに一番気になるのは、子供への悪影響です。
小学生・中学生は、最も心身が大きく成長する時期。成長するにしたがって、学校での生活に、少なかれ子供への影響が出てきます。
どんな影響が出てくるかいくつか紹介します。

1 成績が下がる可能性

親が離婚した小学生・中学生の子どもに与える影響1

小学生・中学生は義務教育の時期であり「親の離婚」が影響を受けやすくなります。
親の離婚によって、生活環境が変わり集中して勉強ができなくなり成績が下がる可能性が出てきます。

2 精神的なトラブルの増加

親が離婚した小学生・中学生の子どもに与える影響2

離婚によって、お友達とのトラブルが多くなってしまう。
お友達の家庭が羨ましくなって、些細な事でもけんかしてしまうことが多くなってきます。
それによって、学校で孤立したりいじめっ子、いじめられっ子になってしまうことがあります。

3 捨てられたという恐怖

親が離婚した小学生・中学生の子どもに与える影響3

離婚によって、母親と暮らす場合には「自分は父親から捨てれられた。」という気持ちになってしまうことがあります。
あと一つは、今一緒に暮らしている母親からも捨てられるんじゃないかという恐怖が心の中のどこかに感じてしまうこともあります。

4 生活リズムが変わる

親が離婚した小学生・中学生の子どもに与える影響4

親の離婚によって、生活のリズムや環境が変わります。
また転校する場合は、仲の良い友達と離れてしまい孤独を感じるようになる子もいます。
母親と一緒に暮すと、今まで一緒にいた母親が仕事で家を留守にする時間が多くなってしまい、それが子供に悪影響となる可能性も否めません。

5 物への愛着が無くなる

親が離婚した小学生・中学生の子どもに与える影響5

今までかわいがっていたペットなど一切面倒を見なくなったりします。
また今まで大切にしていたものを、全部捨ててしまう子もいます。

小学生・中学生で親が離婚した子供は何らかの悪影響がある可能性があります。
将来自分が結婚しても、離婚するんではないかと思って結婚できなかったりします。

離婚をした例として

◎突然、母から中学生の時にこんなこと言われた・・(30代女性)

母 「お父さんとお母さんは一緒に暮らせなくなったの」
私 「なんでお父さんに好きな人ができたから」

私の両親も離婚した。
まあ仲が悪いのは気づいていたけどそれが決定的なものになったときは自然と涙が出た。

母 「私とお父さんどっちと暮らしたい?」
私 「お母さん」母とずっと長く過ごしてきた自分にとってそれは当たり前の決断だった。」

①どちらの親についていくか選ぶ

実際、日本の場合、離婚後の親権はほとんど母親が握ることになります。
多くの子供が母親と2人で住むことになります。
どうしても転向したくないときは、家から少し離れた場所に引っ越すことが考えられます。

この場合、学校は今まで通りですが、変わったことといえば、「名字が変わる」ことです。 
クラスのみんなは、親が離婚したからだと思っていいます。
自分の両親が離婚したことは、とても恥ずかしいことのように感じる子もいるようです。

②生活が変わる。 親の愚痴で心が痛む

多くの子供が思う、最もきついことは、母が別れた父の悪口を言っていることです。
「本当あの人どうくさかったから離婚できてせいせいする。」などの言葉を聞いたときに、本当はとても伝い気持ちになりのです。
子供は父親も好きだったから、とくに母の口から父の悪口は聞きたくないのです。

③離婚後、養育費がどれだけ支払われているか知っているだろうか

実は全体の約20%しか費養育費は支払われていないというデータがあります。
母子家庭で養育費が支払われない場合、生活がギリギリになることもあります。
多くの家庭は養育費がないと、生活は決して楽ではありません。

④家庭円満な人がうらやましい。親が離婚したことを隠してしまう

他の学校の友達と会ったときは親が離婚したことはなぜか隠す人が多くいます。
子供の気持ちとして、家庭円満な友達の話を聞くと少しうらやましくて、自分もいつかそういう家庭を作りたいと思うらしいです。

⑤親が離婚して不安や孤独を抱える子ども

なかには、親が離婚して不安や孤独を抱える子どももいます。
好きだった父や母に会えないとやはりストレスだし、辛いのは2人の親で親権を何か月もかけて裁判で争うケースです。
特に幼少期の多感な時期に離婚すると、その苦しみをずっと引きずる子供もいます。

⑥母子家庭で生活が苦しくなる家庭もある

離婚した家庭で、育った娘が未婚の母になる確率は3倍に達するといいます。
もし結婚することがあれば、私は自分の子供に絶対に同じ思いをさせないたくないと思うらしいです。
寄り添いたいと思っています。
そのためにも絶対に「パートナーのことを子供の前で悪く言うのもやめましょう。」
多くの子供が、親の離婚で学んぶことです。 

子供に離婚を伝えるときの注意点

まだ小さいから離婚のことは伝えなくていいと思ってしまうかもしれませんが、子供はきちんと話してほしいと思っています。
なお、子供に離婚を伝えるときには注意点が3つあります。

・離婚しても、子供への愛情は変わらない事
・離婚理由は、子供のせいではない事
・別れたパートナーの悪愚痴を言わない事

これらを、注意して子供にもわかるように伝えてあげてください。
子供からは、「自分にも分かるように説明してほしい。」「話し合わせてほしい」という希望が多数あるからです。

この記事の内容を【動画】でご案内しています。


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