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1坪は何畳?何平米?1平米の広さは?計算式&換算法&早見表

更新日2020-07-11 (土) 22:50:37 公開日2019年11月17日

1坪って何㎡

マンション・一戸建て・土地など不動産に必ず出てくる広さの単位がいくつかあります。
例えば土地の場合によく見かける「坪」、「㎡(平米)」、家屋の場合に見かける「畳(帖)」、戸建てやマンションの場合の「L、D、K、S(ちょっと広さには関係ないかも)などがあります。
いづれも生活に密着したとても身近な単位ですね。

ただ、この単位って具体的な広さがイメージできないのではないでしょうか?
また具体的な坪とm2(平米)の換算がわからないという人もいるかもしれませんね。 
実際、私も不動産屋の社長をするまではそんなことに気を付けたこともなかったのですが、マイホームを売ったり買ったり建てたりする場面では必ず身近になる単位でもあります。
そこでここでは、これらの単位について解説してみることにしました。
あなたのお役に立てればと存じます。

SUUMOやアットホームなどの不動産系ポータルサイトでは、希望条件入力検索画面も㎡単位の入力とされていて、坪数から面積を選ぶことができません。
検索時に「我が家の希望の坪数は何平米だっけ!?」と迷う前に、下記の換算一覧表で確認しておきましょう!


★目 次★【1坪、1畳は何平米?1平米の広さはどれぐらい?簡単な計算式・換算法&早見表】


1畳、1坪を平米に換算。簡単にわかる早見表と計算式をご紹介!

さて、まず最初に「1坪は何㎡(平米)」「 1畳は何㎡(平米)」「1坪は何畳」について確認してみましょう。
土地の広さを示す単位には「㎡(平米)」「坪」「畳(帖)」といった表記があります
但し、国際的な広さの単位表記は「㎡」だけです。
それぞれ、どのぐらいの広さかよくわからないという方もいらっしゃいますので、まずはそれぞれの広さについて確認しておきましょう。

1㎡、1畳、1坪の変換計算式

基本的な事項でおそらく小学校でも習ったと思いますが、ここでもう一度確認しましょう。

畳坪平米

●1㎡(平米)は1辺の長さが1mの正方形面積
●1畳は畳1枚分の広さ
●1坪はだいたい畳2枚分の広さ



では、以下では簡単な計算式で平米(㎡)から坪・坪へ、または坪から平米(㎡)へと面積計算をする方法がありますから解説しましょう。

平米(㎡)から坪・坪への変換計算式

平米(㎡)から坪数への基本計算式は『平米数×0.3025』となります。
例えば、100㎡を坪数にする場合の計算式は、100㎡×0.3025≒30.25(坪)となります。

坪から平米(㎡)の変換計算式

反対に坪数から平米(㎡)への基本計算式は『坪数×0.3025』となります。
50坪を㎡にしたいときは、50坪÷0.3025≒165.29(m2)となりますね。

1坪・1平米(m2)・1畳当たりの面積換算

1坪・1平米(m2)・1畳当たりの表示は以下のようになります。ぜひ参考にしてみてください。

1坪=約3.31㎡(3.30578…)=2畳
1㎡=約0.3坪(0.3025…) =0.6畳
1畳=約0.5坪=1.65㎡(1.6562…)

坪から平米(㎡)を計算した場合、小数点以下の数字が何ケタも並んでしまいます。
表示の方法として、小数点以下三位以下を切り捨てでの表示と、第三位を四捨五入する二つの表示が有り、各不動産会社やポータルサイトで違いはありますが、当HPでは小数点以下二位までの表示としています。


※家を建築する際に基準寸法は平米ではなくモジュール(mm)が使用されています。
建物建築時などでカタログに掲載されている住宅設備や、家具のサイズなどもこのモジュール(mm)の単位で表記されています。
モジュール(mm)という単位はあまり使わない単位ですが、モジュール(mm)への換算法も覚えておくと便利かもしれません。

1m = 100cm = 1000mm


計算式が判ったところで早見表を挙げておきましょう。

1平米、1畳、1坪の早見表一覧

㎡(平米)畳「帖」(江戸間の場合)(※1)
3.31
6.61
9.92
13.22
16.5310
19.8312
23.1414
26.4516
29.7518
1033.0620
2066.1240
3099.1760
40132.2380
50165.29100
60198.35120
70231.41140
80264.46160
90297.52180
100330.58200


※1畳(帖)の広さは日本全国で完全に統一されてなく、域別に以下の4種類があります。

地域による畳の大きさの違い(※1)

畳

名称1畳の大きさ使用されている地域
京間縦191cm× 横 95.5cm=1.82㎡京都など関西地方
中京間縦182cm× 横 91.0cm=1.65㎡名古屋や岐阜など中京地方。岩手、山形、福島、北陸、沖縄の一部
江戸間縦76cm× 横 87.8cm=1.54㎡東京などの関東地方や、上記以外の各各地
団地間縦170cm× 横 85.0cm=1.44㎡アパートやマンションなどの集合住宅

※不動産取引上の畳面積についての正式表記は、公正取引協議会の定めた1畳=1.62m2に基づき算出することとされています。

「 1坪は何平米⁉」誰でも利用可能なとっても簡単な計算法

もしパソコンやスマホ、タブレットをもっていれば、外であっても簡単に計算できる方法があります。
それは、「 1坪は何平米」って検索してみることです。
検索結果の一番上に簡単に計算できるコンテンツが出てきますから、ぜひ利用してみましょう。
今や何でもスマホやパソコン、タブレットで解決できる時代になりました。

日本の不動産面積表記法は決められている⁉

日本では、不動産の広さを表すときの記載法として平米(㎡)での表記が望ましいと、『不動産公正取引協議会連合会』が『不動産の表示に関する公正競争規約に基づいた表記ルール』として決めています。
日本人になじみ深い坪や畳表記ではなく、平米(㎡)での表記が正式な記載法なのです。

〔面 積〕
面積は、メートル法により表示すること。この場合において1平方メートル未満の数値は、切り捨てて表示することができる。
土地の面積は、水平投影面積を表示すること。
建物の面積(マンションにあっては、専有面積)は、延べ面積を表示し、これに車庫、地下室等の面積を含むときは、その旨及びその面積を表示すること。ただし、中古マンションにあっては、建物登記簿に記載された面積を表示することができる。
住宅の居室等の広さを畳数で表示する場合においては、畳1枚当たりの広さは1.62平方メートル(各室の壁心面積を畳数で除した数値)以上の広さがあるという意味で用いること。

☛ 不動産の表示に関する公正競争規約施行規則から抜粋
〔不動産の表示に関する公正競争規約実施細則〕
〔施工会社の名称又は商号の表示例等〕
〔DK・LDKの広さ(畳数)の目安となる指導基準〕

なお、冒頭解説でも書きましたが、この必要な表示事項に倣いYahoo!やSUUMOなどポータルサイトの検索でも平米表記が使用されています。

LDKってどんな意味!? 今さら聞けない「間取り用語」解説

マンションや一戸建て、土地など不動産に必ず出てくる広さの単位「坪」、「㎡(平米)」、「畳(帖)」がご理解いただけたでしょうか?

では、次に応用と実践で確認しましょう。

よく、不動産屋さんの店舗前に掲示されているマンションや一戸建ての間取り図面に、「3LDK」や「4DK」や、「1R(ワンルーム)」などの間取り用語が出てきます。これらにもちゃんとした表記基準が有るということをご存知でしょうか?
実は、不動産屋さんもしっかり理解していない営業マンがいるという事実。「えっ⁉」と思われるかもしれませんが、本当なのです。
間取り図面を見ると、多くの図面で間違っていたりします。
と言うことで、ここでしっかり確認しておきましょう。

間取り図の中の「L」、「D」、「K」、「S」

間取り図

まず「L」、「D」、「K」から説明しましょう。
「L」はリビング、「D」はダイニング、「K」はキッチンの略のことはご存知でしょう。
不動産屋さんなどで使用されている図面では、その組み合わせ「SLDK」「LDK」や「DK」のように使われていることが多く、LDKはリビングとダイニング、キッチンが一体となった間取り、DKはダイニングとキッチンが一体となった間取りでリビングは無いことを説明しています。
つまり、マンションでたまに見かける4SLDKであれば「4部屋+リビング&ダイニング&キッチン&サービスルーム」という間取りになります。

また「S」はサービスルーム、その表記によく似たものとして「N」が有りますが、これは納戸を表しています。
どこが違うの⁉ってなりますが、サービスルーム=納戸です。

つまり、マンションでたまに見かける4SLDKであれば「4部屋+リビング&ダイニング&キッチン&サービスルーム」という間取りになります。

納戸(サービスルーム)とは

これは「居室」としての条件を満たしていないスペースのことです。
建築基準法では、床面積の1/7以上の採光のための窓がある部屋が「居室」とされていて、長い時間過ごすことのできる部屋としての条件とされています。
そのため床面積の1/7未満の採光しか取れていない部屋を納戸(サービスルーム)として区別しているのです。

よくこれら「S」が見かけられるのはマンション間取り図ですね。「S」は一戸建てでよく見かけます。
マンションと一戸建て、呼び方にも起因しているかもしれません。

これらの部屋の配置としては、窓の目の前に階段があるため影となってしまう場所などにあります。

ここまでは不動産屋さんの間取り図面も、さすがに間違いは無いようです。
但し問題は、LDKやDKにはある程度の広さが必要と言うことを知らないのか、結構、この広さの認識が出来ていない営業マンがいるということです。

実は、DKやLDKと表示するために必要な最低限度の広さの基準が設定され、「公益社団法人 首都圏不動産公正取引協議会」によれば、居室が1部屋の場合、4.5畳~8畳未満が「DK」、8畳以上は「LDK」。居室が2部屋の場合、6畳以上が「DK」、10畳以上は「LDK」としましょうとされているのです。
但し、この基準は法律で決まっているわけではないので間違っていても罰則は有りません。
良き間取り図面を見てみてください。結構な割合でいい加減な間取りが多いことに気づきます。

お部屋の広さ・最低必要な広さの目安

では、ここで「公益社団法人 首都圏不動産公正取引協議会」が示している広さの基準を確認してみましょう。

居室数DKLDK
1部屋4.5畳以上8畳以上
2部屋以上6畳以上10畳以上

上記表のように広さの基準を決めているのです。
この基準、結構不動産屋さんは守っていないようで、間取り図がバラバラで、物件案内されたときに、「えっ、広さってこんなもん⁉」って」なることが多いようです。

不動産屋の私が言うのもどうかと思うのですが、不動産屋さんっていい加減な人が多い業界だって覚えておきましょう。

では次に、「1K」と「ワンルーム(1R)」の違いについてみてみましょう。
私は学生時代に「1K」に住んでいたことが有りますが、その時はその間取りが「ワンルーム(1R)」とばかり思って勘違いしていました。
そのとき案内してくれた不動産屋のお兄さんが「ワンルーム」って言っていたからです。
では、ここで「ワンルーム(1R)」「1K」の2つの違いを説明しておきましょう。
実は、キッチンと部屋との間に「間仕切り」がなければ1R、「間仕切り」があれば1Kとされています。
単純に間仕切りがあるかどうかの違いなのです。

まとめ

ここでは、不動産の広さのさまざまな単位を国際基準の「㎡(平米)」を採用して、日本に古来からあり、今も使用されている畳、坪などへの変換計算の方法についていろいろ紹介してきました。
不動産間取り図には公正取引協議会で決めている基準が有りますが、しかし、その基準に沿って作成された図面ばかりとは限らないのが現状です。
不動産業者の作成した不動産図面は、いい加減なもものも多いと思っていいのです。
最も広い京間と、逆に最も小さい団地間とでは部屋の広さが結構違うのです。
実際の現場で1坪、1畳は何平米?1平米の広さはどれ位?などど早急なる回答を求めることは無いので、ここでは知識として頭に入れておけばいいと思います。
もし仮に「2LDK」と言う間取り図面が有ったら、その部屋サイズはしっかり公正取引協議会で決めている基準で表記されているかどうか確認しましょう。

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