あ~ぁ、売る気あるのかな...
ここ5年、首都圏の不動産市況はとても良い言われています。
アベノミクスもあり、史上最低金利もあり、都心部マンションを中心として売り出せば成約するという時もありました。
既にその高市況は終わりかけているものの、まだ高価格で取引されているのも事実です。
しかし、それはホンの好立地のマンションのみであることを知らない売主様の多いこと。
大きな勘違いをされている、根も葉もないうわさで高飛車な態度をされる売主様がいることに驚くばかりです。
どうどうと売れない価格『とっても高い、いや高すぎる価格≫で売りに出しているマンションの売主さんは何を考えているんだろうと思ってしまいます。
その自信、どこから来るのでしょうか?
先日、購入希望者の内覧に同行した時の事、売主から売却を任されている不動産業者と、私と、内覧者とある埼玉県戸田市のマンションを内覧した時の話です。
3者とも内覧約束の11時にマンションエントランスに待ち合わせして内覧するお部屋がある5階へ上がりました。
その後、ドアチャイムをならしドアを開けたとたんに、ある悪臭がぷ~っんとして来るではないですか。
あっ、臭い! って思ったのは私だけではなく、相手不動産屋さんも、買うかもしれない内覧者さんもそう思っている顔をしていました。
その匂いとは、ニンニクのにおいです。
聞くところによると、お昼にチャーハンと餃子を食べようと思い、メイいっぱいニンニクを利かせお料理中との事。
この時間は、確か売主さんのご指定のはず。
私たちが内覧希望したのは10時だったのに、売主がその時間はダメだからこの時間にしてほしいという事で決まられた時間なのです。
でも専ら料理中とのこと。
じゃ遠慮しましょうかと内覧希望者も言うので、私も『そうですか、すいません』とお答えした瞬間、
その売主様から思わぬお言葉が。
「えっ、今しか見ること出来ないわよ。今がちょうどタイミングがいいんですからどうぞ見ていってください(^^♪」
仕方なく見ようという事になり、室内をみようとしたのですが、案の定、室内はまったく片付いていない状態で、しかも洗濯物も室内に干してありました。
こんなニンニクのにおいのしているのに、洗濯物もあるなんて?
10分もいないうちにそそくさとその内見は終了したのです。
3者ともマンションエントランスに戻り、苦い顔のまま苦笑いするしかありません。
担当者曰く、いつもこんなんだそうなのです。
何度も注意していても、いっこうに改善されないとボヤいていました。
さて、こんな売主さんの行動になるのか、それは勘違いされていることに理由があります。
その勘違いとは、「売ってやる!」ということ。
皆さん、この話ほんとかなって思われているかもしれませんが、ここまでひどいものはあまり見たことはありませんが、
大なり小なり有ることも事実なのです。
根拠のない上から目線の行動って、売れていないマンションにはほぼ有ります。
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