大きな大きな勘違い

前回の続き。

機会損失

大きな勘違いをしている、「売ってやる」的態度の売主さん。

本当に多いです。

スーパーのバナナのたたき売り(そんなん今無いかな)でも、そんなぞんないな態度をとる人はいないもの。

しかも何千万円もする高価なものでは尚更でしょう。

確かに2,3年前の都心マンションなら、売ってやる的な売主さんでも売れた時代はありました。
でも買うのはいつもなぜかチャイナの人。
売主さんのぞんざいな態度でも気にしない人ばかりでした。

しかし、それももう昔の話です。

今は中古マンションの販売中在庫は毎々増えるばかりなのです。

数量的には2年前の1.3倍はあるでしょうか。
感覚では、買い手が少なくなっているので量は1.3倍でも3倍も、4倍も多い気がします。
しかも、新築マンションも売れてないので、売れない感覚は2年前の数十倍にもなっています。

しかし、ほぼそんな報道見ない現実が、売主さんの感覚を麻痺させているのでしょう。

もうとっくに現場は踊り場を超え、下降線まっしぐらなのです。
しかも、そこに追い打ちをかけるがのごとく、油圧機器メーカー大手KYBによる免震・制振装置のオイルダンパーの性能検査データ改ざん問題の発覚。

えっ、この時期に、「空気読めない馬鹿!」ってな感じでしょうか。

ちょっと話は元に戻りますが、

先に登場いただいた売主さんのご職業は公務員だそうです。

そっか、なるほどと思うのは不動産屋さんに努めている人なら多いはず。

公務員や教師って頭を下げて物を売る経験の無いご職業の方には、商売の仕組みを語っても仕方ないのかもしれません。
(公務員や先生全員に共通することではないです、公務員や先生でも低姿勢の方もとても多いですから)

しかし、仕事のステータスや会社の役職の中途半端に高い方になどでも同様に多いのが、売ってやるというありありの売主様というもの。

その態度、買い手だって敏感に感じているのです。

先にご登場いただいた売り主さんから直接売却依頼を受けている不動産会社の担当者曰く、何度注意しても「それなら売れなくてもいいんですよ!」って言葉が返ってくるらしいのです。

それで、売却仲介を断りたいと思っているのだけど、会社が怒るし、他の不動産屋さんに変更されるのも簡単なんで、強く出れないとの事らしいのです。
確かに、売主さんを横から入って来て無責任なことを言って「当社だったらその金額でも大丈夫です。しかもお部屋も今のままでいいので」との賜る拝の多いのが不動産仲介業界の悪いところでもあります。

用は無責任な業界なんです。
売れなくても最後に困るのは売主さんなので、売れればしめたもの、売れなくても他の物件の委任をとる出汁にしようと目論むこともできるのですから。

そんなこと不動産屋が思っているなんて、これっぽっちも思っていないのが、また騙され出汁にされる売主さんなのですから。

不動産売却なんて初めてでわからないのは当然で、仕方ないことかもしれませんが、ここで少しでも「私が買い手の側だったらどう思う?」って気を回すことができたら、少しは違ってくるものではないのかと思ってみても仕方ないのでしょうか。

『機会損失』を、何も知らないからと、不動産屋の言葉にいい様にされて、騙されて、とうとう最後売れる金額で売れないことになる現実に、とても残念に思うのです。

どんな物だって、売ってやる!ってな態度では成り立つわけがないことを、これから嫌というほど味わう時期がもうそこまで来ていますよ。

立場の強弱で言うと、確かにちょっと前まで状況は 売主さん>買主さん でした。

今は、売主さん=買主です。但しそれも東京都心でのお話です。

昔も今も、これからも 売主さん<買主さん であるのです。
特に郊外ともなれば売主さん<<<<<買主になっています。

日本に有る不都合な事実は、人口減少、世帯数減少、物件数増加なのです。

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