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インターネットで不動産売却時の相場を調べる方法と操作方法!
更新日2020-07-11 (土) 23:09:14 公開日2018年12月7日
不動産(戸建住宅・マンション・土地)を売りに出すとき、まず最初に必要になるのは、「相場」を調べることです。
ここでは、不動産(戸建住宅・マンション・土地)を売りに出すときの、インターネットを利用した「相場」を調べる方法を解説します。
★目 次★【インターネットで不動産売却時の相場を調べる方法と操作方法!】
なぜなら、不動産は、築年数や建物の状態、周辺環境などで大きく条件が変わってくるため、いくらという価格は存在しません。
そのため、売却することになった場合は、価格を決めるための目安が必要になってきます。
その目安となるのが「相場」だからです。
「相場」を無視して売却価格を決めた場合、売れなかったり、売れにくかったり、逆に相場より安く売りにだしてしまう可能性もあります。
それでは相場の調べ方をご案内しましよう。
「相場」を調べる方法のひとつとして、不動産情報誌があります。
書店はもちろん、コンビニエンスストアでも販売されています。
手軽に、自分の物件と似通った物件がいくらくらいで売りにでているかを確認できます。
他にも相場を調べる方法はいろいろありますが、ここでは、主にインターネットを使って簡単に相場を調べる方法と各操作方法について解説します。
1.不動産ポータルサイト(物件情報検索サイト)
▶物件情報検索サイト(不動産ポータルサイト)とは
いちばん利用されている方が多いと思い割れる不動産ポータルサイトです。
売却物件に似通った物件の相場を見ることで自分がもっている物件の相場がおおよそわかります。
不動産ポータルサイトの代表的なものとして
SUUMO(スーモ)・HOME’S(ホームズ)・Athome(アットホーム)などがあります。
この他にも、いくつか大きなサイトがありますが、サイトによって異なる物件が掲載されている場合があります。
複数のサイトを確認することで、自分の物件の相場に近づけることが可能になります。
▶不動産ポータルサイトの注意点
自分が不動産を「売る」ために、似通った物件の売却価格を見ることが目的ですが、ポータルサイトで確認する時は、「買う」の中から該当条件を選択してください。
そうすることで、現在売りにでている物件を確認できるようになっています。
表示されている販売価格は、掲載されている物件の売主様が希望している売却価格です。
最終的な売却価格ではありません。
一般的には、買い主からの値下げ交渉があるため、それを見越して、相場より多少高めに設定されていることがあります。
あくまでも参考程度ということになります。
▶ Athome(アットホーム)
ここからサイトにリンクします。
①ログイン画面
「借りる(賃貸)」と「買う」の2種類あります。
「買う」の中から売却する物件に該当するものを選択します。
②条件選択画面
■地図上の都道府県から選択
該当の都道府県を選択すると更に「地域から探す」「沿線・駅から探す」「地図から探す」「路線図から探す」から絞り込めます。
■通勤・通学時間から探す
目的駅と所要時間、乗り換え回数を設定して絞り込みができます。
〇〇駅まで ○○分以内 乗り換え回数〇回
■相場から探す
都道府県を選択すると更に「地域から探す」「沿線・駅から探す」から絞り込めます。
■住宅ローンシミュレーターから探す
ここは不動産購入希望者が利用するための項目です。
■駅名・市区郡名から探す
駅名を入力または市区郡名を入力することで売りにでている物件が確認できます。
▶SUUMO(スーモ)
ここからサイトにリンクします。
①ログイン画面
「買う」の中から「中古マンション」または「中古一戸建」を選択します。
エリア(北海道〜九州・沖縄)を選択する画面が表示されますので更に選択します。
②条件選択画面
■エリアから探す(地図上の都道府県から選択)
該当の都道府県を選択すると更に「市区郡」で搾り込めます。
■沿線・駅から探す
沿線にチェックを入れることで絞り込めます。
■路線図から探す
該当する物件の最寄り駅で売り出し情報を確認できます。
■通勤・通学時間から探す
最寄り駅と所要時間、乗換回数を設定して絞り込みができます。
〇〇駅まで ○分〜○分以内 乗換回数〇回以内
■キーワードから探す
地名、駅名、物件名などのキーワードで絞り込めます。
▶ HOME’S(ホームズ)
ここからサイトにリンクします。
①ログイン画面
「買う」の中から「中古マンション」または「中古一戸建」を選択します。
②条件選択画面
■地域から探す
都道府県を選択します。
地域(市区町村)を選択します。
■駅・沿線から探す
都道府県を選択します。
路線を選択します。
駅名を選択します。
■通勤・通学時間から探す
目的駅と所要時間、乗換回数を設定して絞り込みができます。
〇〇駅まで ○分以内 乗換回数〇回以内
■地図から探す
都道府県を選択します。
次の画面では何も選択せず「該当物件を表示する」をクリックします。
次の画面で、該当する条件を選択します。
選択条件で該当する売り出し中の物件があれば、地図上にオレンジの〇が表示されます。
オレンジ〇をクリックすることで物件の詳細が確認できます。
■車での移動時間から探す
ステップ1
「(住所、駅、地名)まで車で〇〇分以内」という条件を入力します。
ステップ2
「買う」の中から該当するものにチェックをいれます。
該当する売り出し中の物件があれば、地図上にオレンジの〇が表示されます。
オレンジ〇をクリックすることで物件の詳細が確認できます。
■キーワードで絞り込む
地名、駅名、物件名などのキーワードで絞り込めます。
2.土地総合情報システム
▶土地総合情報システムとは
実際の取引価格情報を提供している国土交通省運営のシステムです。
不動産購入者のアンケート結果に基づいた取引価格情報、都道府県の地下調査情報を公表しています。
▶使い方
ここからサイトにリンクします。
ログイン画面
①実際に行われた不動産の取引価格を見る場合
「不動産取引価格情報検索」のボタンをクリック
②標準値や基準値の価格を見たい場合
「地価公示・都道府県地価調査」のボタンをクリック
地図上で都道府県名を1つ選択さらに市区町村名を1つ選択可能です。
▶確認できる内容
①地価公示
標準的な土地についての正常な価格を示すものです。
地価公示法にもとづき、国土交通省土地鑑定委員会が毎年3月下旬に公表します。
②不動産価格指数
不動産価格の動向を示すために指数化した統計データです。
国土交通省が2012年8月から公表しています。
③都道府県地価調査
国土利用計画法施行令第9条に基づき都道府県知事が毎年7月1日における地価の標準価格を判定するものです。
3.REINS Market Information(レインズマーケットインフォメーション))
▶ REINS Market Information(レインズマーケットインフォメーション)とは
はじめに、ERINS(レインズ)について説明します。
宅地建物取引業法に基づいて国土交通大臣が指定した不動産流通機構ERINS(レインズ)という不動産流通標準情報システムがあります。
不動産流通機構という財団法人が運営しており、全国に4法人(東日本レインズ・中部レインズ・近畿レインズ・西日本レインズ)があります。
売り主様が不動産業者と媒介契約を結ぶことで、不動産業者はレインズに物件情報を登録し、情報を共有します。
全国の不動産業者が、レインズを閲覧し、買い手をスムーズに探すことができます。
しかし、レインズの情報は守秘義務の問題があるため、ID・パスワード(会員登録要)を入力する必要があり、一般の方は利用できません。
そこで、レインズが保有する情報を活用して、一般向けに提供しているのが、不動産取引情報提供サイト REINS Market Information(レインズマーケットインフォメーション)です。
国土交通省:不動産取引情報提供サイト(REINS Market Information)」リニューアルについて
▶使い方
REINS Market Information(レインズマーケットインフォメーション)
ここからサイトにリンクします。
ログイン画面
マンションまたは戸建の都道府県と地域を選択し検索します。
このコメントが表示されたらOKをクリックしてください。
レインズ検索結果と取引情報一覧が表示します。
建物種別(マンション・戸建)、都道府県、地域、単価、専用面積、間取り、成約時期、築年数、駅からの距離などの検索条件を追加して絞り込むことも可能です。
レインズ検索結果
レインズ取引情報一覧
▶確認できる内容
①売買価格
全国のマンションと戸建ての売買価格を調べることができます
②直近1年の取引情報
グラフで表示されます。
③個別取引情報
レインズと異なり地番までは表示されていませんが、沿線・最寄り駅・駅からの距離・所在・単価(万円/㎡)、専用面積、間取り、築年数、成約時期、用途地域などが表示されますので、地域の相場は十分確認できると思います。
4.一括査定サイト
ここまで、3つの相場を確認する方法をご紹介しました。
おわかりの通り、この3つの方法は、売却したい物件の建物状態やエリアなどが似ている物件の相場ということになります。
あくまでも、売却したい物件そのものの相場ではありません。
実際に、自分が売却したい物件がどのくらいの相場なのかを確認するためには、今までご紹介した方法で、ご自分でもある程度調べたあと、最終的に専門の不動産業者へ査定を依頼することになります。
不動産業者に査定依頼をする時の注意点
不動産業者によって査定価格が異なります。
そのため、1社ではなく、3社から5社の複数の不動産業者に依頼することが重要です。
とは言っても、複数の不動産業者を探すのは大変です。
どこに依頼すればいいかもわからないという場合に便利なのが一括査定サイトです。
▶一括査定サイトとは
物件情報(所在地・面積・築年数・間取りなど)を入力するだけで複数の不動産業者に査定依頼ができるサイトです。
▶使い方
一括査定サイトはいろいろありますが、ここでは「イエウール」についてご案内します。
ここからサイトにリンクします。
ログイン画面
該当する条件を選択します。
この後はチャットで進行するようになっています。
▶査定の種類
査定の依頼には、2種類あります。
現地に行かなければ分からない情報もありますので、すぐにでも売却したい方は「訪問(現地)調査がおすすめです。
すぐに売却するというわけではなく、不動産業者の営業の電話などがあるのも・・と考える場合は机上査定(簡易査定)が良いと思います。
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