【不動産売却】査定依頼時に必要な書類と取得方法&査定依頼方法

更新日2020-07-11 (土) 23:37:59 公開日2018年12月17日

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不動産の売却を考えた時「自分の不動産は、どのくらいの価格で売れるだろうか・・」ということが最も気になるところだと思います。
「どのくらいで売れるのか」を知るためには「相場」を知る必要があります。

相場を調べる方法は大きく分けて2つの方法があります。
①自分で確認する方法
②不動産業者に査定依頼をする方法

査定フロー①

更に、不動産業者への査定依頼には2つの方法があります。
①机上査定(簡易査定)
②訪問査定(調査査定)

不動産業者に査定依頼する場合、極端に言えば、物件情報(戸建orマンションor土地・築年数・住所・間取り・㎡数など)を伝えるだけで査定見積もりをだすことはできます。
特に、マンションの場合は、マンション名と部屋番号だけで査定見積もりをだせる可能性があります。

しかし、物件情報を“だいたいこんな感じ”というレベルで不動産業者に依頼すれば、当然、査定見積りも、それに比例してアバウトなものでしかありません。

査定依頼をする状況やタイミングによっても変わってきますが、もし、不動産の売却を本格的にお考えであれば、「物件情報+必要書類」を出来るだけ準備して、可能な限り正しい情報を不動産業者に伝えることをおすすめします。

査定フロー②

ここでは、不動産の相場を確認する方法と、不動産業者への査定依頼時に準備した方が良い必要書類についてご案内しています。

自分で相場を確認する方法

インターネットでSUUMO(スーモ)・HOME‘S(ホームズ)・Athome(アットホーム)などの不動産ポータルサイトを利用して確認することが可能です。

売りたい物件の情報を入力するだけで、売りたい不動産の状態やエリアと似通っている物件を見ることができます。
その物件が、どのくらいの価格で売りにでているかを確認することで、おおよその相場を知ることができます。

④ポータルサイト

ただし、不動産ポータルサイトに表示されている価格は、その物件の売主様が希望している価格であり、''成約価格ではないという点に注意''してください。
売れなかった場合、値下げする場合もありますし、成約になったとしても、買主からの価格交渉で成約価格が変わることもあります。

そのため、あくまでも参考までの確認となります。

最も利用されている不動産ポータルサイト
インターネット検索(サイトにリンクします)
Athome(アットホーム)
SUUMO(スーモ)
HOME’S(ホームズ)

一括査定サイトの利用

不動産業者に査定依頼をする時に、とても便利な「不動産一括査定サイトについてご案内します。
もちろん無料で利用できます。

不動産業者への査定については、ご近所やお知り合いの不動産業者に依頼されることもあると思います。
しかし、不動産の売却はとても大きなお金になりますので、1社だけの依頼ではなく、必ず複数社へ査定依頼をおこない、比較検討してください。

不動産業者を複数社探すのは大変です。
そんな時、一括査定サイトを利用されることをおすすめします。

インターネットで物件情報を一度入力するだけで、複数の不動産業者から査定見積もりを受け取ることができます。

一括査定サイト

インターネット検索(サイトにリンクします)
HOME4U
すまいValue
リガイド
イエウール

次にご案内する「机上査定(簡易査定)」と「訪問査定(調査査定)」についても、一括査定サイト内で選択可能です。

不動産業者に査定依頼をする方法

▶机上査定(簡易査定)

机上査定

✿机上査定(簡易査定)とは
現地に訪問することはなく、基本的な物件情報だけで見積もりをだす査定方法です。

・不動産の売却はまだ急がない
・本格的に査定依頼をする前におおよその相場を知りたい
・自分で調べただけでは少し不安なので専門家である不動産業者に依頼したい
・不動産業者からの営業(電話や訪問)は来てほしくない

そのようなお考えの方が利用されている査定方法です。

査定結果も早ければ数時間、遅くても1日で査定見積もりを受け取れます。

▶訪問査定(調査査定)

訪問調査300

✿訪問査定(調査査定)とは
不動産業者が実際に現場に行き、物件を見て査定する方法です。

・不動産を売却することが決まってる
・売り出す価格を決めたい
・より正確な査定価格を知りたい

そのようなお考えの方が利用されている査定方法です。

物件の細かい条件等も査定額に反映します。

より正確な価格をだすためには、可能な限り書類の提出が必要です。

査定結果は、3~4日程かかります。

不動産業者への査定依頼時に必要な書類

必要書類は、不動産(戸建て・マンション・土地)によっても異なってきます。
特に売却する不動産が、土地や戸建ての場合は、たくさんの書類が必要になる可能性があります。

必要書類について次の3パターンに分けてご案内します。
①本人(不動産を売りたい人)が準備できる必要書類
②本人が取得する必要書類
③不動産業者が取得する必要書類

▶本人が準備出来る必要書類

本人準備の必要書類

①パンフレット
物件を購入した時の販売資料です。

②重要事項説明書・売買契約書
不動産購入時に受け取る書類です。
重要事項説明書には、物件の重要な事柄が記載ある資料であり、また、引き継ぐべき約定等が記載してあります。

③建築確認済証・建築設計図書・工事記録・検査済証
建築基準法に則して正しく建築されていることを証明する書類です。
新築時、建築業者から受け取ります。
戸建てを売却する場合のみ必要です。
マンションのような共同住宅の場合、管理組合が保管している事が一般的です。

④修繕やリフォームなどの履歴事項 (工務店との契約書など)
物件の価値を高める行為となりますので売却価格の妥当性を伝えるために必要な書類です。
修繕やリフォームを行っている場合のみ必要です。

⑤大規模修繕工事計画
今後、どのような修繕計画があるかを知るための資料です。
直近で実施される予定であれば、本人の手元にあると思いますので提出が必要です。

⑥土地測量図・境界確認書
土地の形状や境界を証明する書類です。
測量図は大事な書類になります。

⑦建築設計図書(工事記録書)
どのような設計と工事がなされたかという情報を記載している書類です。

⑧耐震診断報告書・アスベスト使用調査報告書
旧耐震基準の建物は耐震診断報告書等の提出が求められる場合があります。
マンションの場合は一般的に、管理組合(会社)が保管しています。
あれば提出されたほうが良い書類です。

⑨登記済権利書(登記済証)または登記識別情報通知書
所有権登記有無確認のために必要な書類です。
2004年(平成16年)年に不動産登記法が改正されるまで、登記済権利証(登記済証)が法務局から交付されていました。
2005年(平成17年)3月7日より以降、登記済権利証(登記済証)に代わり登記識別情報通知書が交付されています。
再発は行されない重要書類のため、紛失なさらぬよう大切に保管してください。
紛失した場合の方法として、登記名義人本人からの申請であることを確認する資料を司法書士が作成することが可能です。
ただし、別途費用が必要となります。
費用の目安として約10万円ほどですが都度司法書士へ確認する必要があります。

⑩マンションの規約(管理規約、使用細則など)
マンション全体の規約事項が細かく記載されている書類です。
居住するうえでの重要なルールが記載されています。
例:ペット飼育の可否(ペットを飼っている人が、購入したマンションの規約で飼えなかったというケースがあります)

⑪住宅性能評価書(建設・設計)
住宅の性能を等級や数値で表示されている書類です。
あれば提出されたほうが良い書類です。

▶本人が取得する必要書類

本人取得の必要書類

①固定資産税納税通知書
取得先:区役所・市役所
固定資産税の納税額を正確に確認するために必要な書類です。

②住民票
取得先:区役所・市役所
有効期限:発行から3カ月以内
登記上の住所と現住所が同じ場合は必要ありません。

③印鑑証明書
取得先:区役所・市役所
有効期限:発行から3カ月以内

④ローン残高証明書またはローン返済予定表
取得先:住宅ローンを組んでいる金融機関
借りてる場合は住宅ローンの確認に必要となります。

▶不動産業者が取得する必要書類

不動産業者取得の必要書類

①登記簿謄本
所在地・坪数・所有者・担保者などが記載されている書類です。

②地積測量図
土地の面積や境界線の情報が記載されている書類です。

③建物図面
建物形状を確認します。

④マンションの重要事項に係る調査報告書
マンション全体の重要事項に係る事柄が書いてある書類です。

不動産業者に査定依頼をするときのポイント

いかがでしょうか。

今回ご紹介した書類がすべて必ず必要というわけではありません。
しかし、何度も言いますが、より正しい査定額を知りたいのであれば正しい書類や情報が必要です。

また、基本的に、必要となる書類は、今回ご案内したものになりますが、不動産の状況または不動産業者によって、不要な書類があったり、反対に異なる書類を求められる可能性もあります。

だんだん不安になりますよね。でも大丈夫です。心配しないでください。
不動産業者から、「どんな書類を準備してください」と指示があります。
不動産業者に査定依頼をするときは、ここでのご案内をもとに、まずは、手元にある不動産関係の書類をすべて準備されてください。

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